JAXAってどんな組織か?

JAXAってどんな組織か?

近頃、よく耳にするようになりましたJAXA(ジャクサ)ですが、これが一体、何を意味するものであるのか、皆さまはご存じでしょうか。
とくに、新聞を読んでいたり、ニュースを見ていたりすると出てくる言葉ですよね。
しかも、JAXAが出てくる話題は、いつもだいたい宇宙関係のニュースであったりするので、なにか宇宙に関係のあることなのではないか・・・そのあたりまでは想像がつくと思います。
そうです。
JAXAとは、「Japan Aerospace Exploration Agency」のそれぞれの頭文字をとって略したもの(正確には、3つめの単語であるExplorationについてのみ、頭文字ではなく、二番目の文字を取っています)で、日本語に訳しますと、「宇宙航空研究開発機構」のことを言います。
さらに正確に日本語で言いますと、「独立行政法人 宇宙航空研究開発機構」と言います。
日本においての、航空宇宙開発政策を担っている研究・開発機関のことですね。
独立行政法人であるというのは、つまり、総務省と文部科学省所管の独立行政法人であるということで、これら法人格の組織の中では最大規模のものなのです。
JAXAが発足したのは、2003年10月1日のことで、もともとの日本の航空宇宙三機関であった、文部科学省宇宙科学研究所(ISAS)・特殊法人宇宙開発事業団(NASDA)・独立行政法人航空宇宙技術研究所(NAL)が統合されたものです。

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福島の原子力発電所が事故を起こし、放射線が漏れ出してからかなり経ちました。
当初、誰もが放射線をひどく恐れ、ガイガーカウンターを手に入れようとしましたね。
政府の発表も信じることが出来ずに、放射線がどのくらいあるのか、自分で調べられるものならば自分で調べようというのが、そもそもの始まりでした。
ガイガーカウンターは、一般的には高価なものですが、家庭用として、安価なものも販売されていました。
それらが飛ぶように売れたのは記憶に新しいと思います。
実はそのガイガーカウンター・・・JAXAでも開発し、販売したのはご存じでしたでしょうか。
放射線の強さに応じて緑、黄、赤色の三色を使い、7段階で表示するシステムの家庭向けの簡易線量計です。
他のメーカーのものが信用できないというわけでは決してありませんが、JAXAの技術を持って開発されたものであるならば、非常に正確な放射線量を測れるようなイメージもありますね。
価格は約二万円で、ガイガーカウンターとしてはそう高くもありません。
大きさは、縦が12センチ、横が7センチ、厚さが2センチ、そして重さは180グラムです。
半導体を使って放射線量を測るそうです。
大人用のガイガーカウンターのほかに、なんと、計測可能な線量を一桁小さく設定したという子ども用まであるそうです。
放射線は、現在もまだまき散らされています。
あなたも、ガイガーカウンターを一つ、用意してはいかがでしょうか。40代婚活

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JAXAの活動をいろいろとご紹介してまいりましたが、実際にはもっとたくさんの活動をしています。
JAXAは宇宙関係の仕事をしている機関でありますから、大きな憧れを抱くかたは多いのですが、それと同時に自分からは遠すぎてちょっととっつきにくい感覚を覚えるかたもいらっしゃるようです。
ですが、今回ご紹介する活動によって、もっと身近に感じていただけるのではないかと思います。
とても楽しい活動もしているのですよ。
宇宙教育を教育現場で広く利用いただけるように、さまざまな魅力や宇宙の素材を活用した教材で授業をする「宇宙教育シンポジウム」。
宇宙の研究者に直接質問ができるという対話型授業が人気の「宇宙学校」。
授業では、日頃抱いていたさまざまな宇宙の疑問に研究者達がわかりやすく答えてくれます。
普段は、このような疑問に答えてくれるかたなど身近にはめったにいませんから、素晴らしいチャンスでもあります。
宇宙学校の対象は、小学校4年生から、中学生までですから、お子様を通わせてあげてはいかがでしょうか。
また、学生の自由な発想をもとに、小型衛星などの宇宙ミッションのコンセプトやアイディア、設計構想などを全国から募集する「衛星設計コンテスト」も人気ですね。
全国の高校生から、大学院生まで、たくさんの応募があります。
優秀な作品につきましては、表彰してくれます。
アメリカのヒューストンとテレビ会議システムでつないで、日本人の宇宙飛行士と交流するというイベントは「ハローヒューストン」と名付けられています。
開催地域周辺に在住している児童が対象となっていますので、あなたの街にもいつかやってくるかもしれません。
ぜひ、JAXAのイベントに顔を出してみてください。起業

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JAXAは、さまざまなプロジェクトを遂行していますが、その中でも、皆さまが一番興味を持っているのが、国際宇宙ステーションの「きぼう」プロジェクトではないでしょうか。
きぼうについては、ニュースでも何度も取り上げられていますから、知名度も高いですし、宇宙に滞在するという夢のあるプロジェクトでもあります。
しかし、普段は目にすることもほとんどありませんし、その全貌が一般的には明らかにされていないのも事実です。
そもそも国際宇宙ステーションとは、なんなのでしょうか。
そこから説明してゆきましょう。
以前にもJAXAの実績(3)のところで軽く触れましたが、国際宇宙ステーション(International Space Stationのそれぞれの頭文字を取ってISSとも言います)とは、我が国日本のほかに、アメリカ、ロシア、カナダ、及び欧州宇宙機関 (ESA) 加盟11カ国が協力して建設を進めている宇宙ステーションです。
地上から400kmの上空に建設されていて、秒速7.7kmで飛行しています。
ということはつまり、地球を一周するのに、約90分かけているということになります。
すごいスピードですね。
何故、上空にこのようなものを作ったのかと申しますと、地球や宇宙の観測はもちろんのこと、宇宙環境を利用したさまざまな研究や実験を行うためなのです。
当初、2016年まで運用の予定であったのですが、アメリカの希望により、2020年までの延期が検討されているそうです。
「きぼう」についてのさらに詳しいお話はまた次回にいたしましょう。

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前回の続きからまいりましょう。
国際宇宙ステーションには、人間が滞在しています。
当初の計画では、三人の予定だったのですが、コロンビア号の事故がありましたね。
あれ以降は、しばらくの間、二人ということになっていました。
しかし、2009年になってからは、一気に六人まで増やされました。
国際宇宙ステーションに滞在する正式クルーは、政府間協定締結国に限られています。
この国際宇宙ステーションの一部である我が国の実験棟が「きぼう」と名付けられています。
ただし、管制は全て日本で行うことになっているのですが、電力や廃熱、姿勢制御など、宇宙基地としての基本的なインフラをアメリカ側のモジュールから提供されているため、その対価として、施設使用権の46.7%をアメリカが保有しているのです。
また、カナダはカナダアーム2の提供によって、施設使用権の2.3%を保有しています。
結局、日本が保有する施設使用権というのは、残りの51%・・・つまり、約半分のみということになりますね。
ほとんどの日本人のかたは、きぼうはすべて日本のものだと思っていますでしょうが、実のところ、このようになっているのです。
また、日本はアメリカに意見を言えるような立場ではなかったため、国際宇宙ステーションにおける、きぼうの位置もアメリカ側に決められてしまうというのが本当のところです。
輸送などに関しましても、スペースシャトルに頼っていますから、仕方ないと言えば仕方がないことなのかもしれません。
JAXAが大変頑張っているとはいえ、やはり宇宙開発の最先端はアメリカであり、NASAであることは否めませんし、これからも長きにわたってそのままでしょう。
いつの日か、JAXAはNASAに追いつくことが出来るのでしょうか。

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すでに二回にわたりまして、「きぼう」についての説明をしていますが、今までよくわからないでいた、きぼうのことが、だんだん分かってきたのではないかと思います。
普段、目にするものでもありませんし、たまにニュースなどで見聞きするだけのきぼうではありますが、その名前が表す通り、我が国の宇宙開発における希望、そのものであります。
きぼうについて知ることは、JAXAの仕事の一部を垣間見ることでもあります。
我が国の宇宙開発を担うJAXAが、実際の宇宙でどのような仕事をしているのか・・・引き続き、今回もきぼうについてお話いたしましょう。
きぼうは、スペースシャトルによって三回に分けて国際宇宙ステーションへと運ばれました。
きぼうが、どのように構成されているかと申しますと、与圧部である船内実験室(PM)と船内保管室(ELM-PS)、船外パレット(ELM-ES)と船外実験プラットフォーム(EF)、そしてロボットアーム(JEM-RMS)、衛星間通信システム(ICS)といった6つの主要部位から成っています。
今回は、船内実験室と船内保管庫について説明いたします。
船内実験室というのは、きぼうの中心ともなる場所で、最大四名が同時に搭乗できますが、なんと地上と同じ一気圧に設定されているのです。
そのため、宇宙飛行士のかたがたは、宇宙服を着ることなく過ごすことが出来るのですね。
ここでは主に、微小重力環境を利用した実験を行っているそうです。
船内保管室というのは、その名前の通り、色々なものの保管庫として使用されている場所です。
この部分が、日本が打ち上げた最初の有人施設であったのです。
船内保管庫もまた、一気圧に保たれています。

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JAXAの大きなプロジェクトであるきぼう・・・前回より、きぼうの6つの部位の説明をしています。
前回は、船内実験室と船内保管庫でした。
今回は、船外パレットからまいりましょう。
船外パレットは、船外実験プラットフォームに取り付ける船外機器を三基取り付けて、スペースシャトルで輸送するためのパレットです。船内保管室と同じように、スペースシャトルによる複数回の利用を想定したうえで設計されていて、さらに機器の回収も可能であるように設計されたのですが、結局、再使用はしない方針となりました。
次は船外実験プラットフォームです。
船外実験プラットフォームは微小重力や高真空の宇宙曝露環境を利用することで、地球観測、天体観測、科学観測などのいろいろな観測や、通信、理工学実験、材料曝露実験等々を行っている多目的な実験スペースのことです。
船外実験装置ですとか、衛星間通信装置を取り付けるための12カ所の結合部があって、そこに各実験装置を取り付けることによってさまざまな実験が行えるようになっています。
ロボットアームは、さまざまな実験や、船体の保全作業支援に使用する実用的なロボットのことです。
アームは10mもの親アームと、親アームの先端に取り付けて使用する2.2mの子アームの二つがあり、船内のアーム作業卓からなっています。
六つの関節がついているため、人間の腕のように使うことができるので、非常に便利なロボットです。
衛星間通信システムは、きぼうの運用を効率的に行うために取り付けられたシステムです。
船外実験プラットフォームには、ICS-EFが2J/Aで設置されていますが、これと、JAXAのデータ中継衛星「こだま」を利用し、筑波宇宙センターとの間で画像やデータ、音声などの双方向通信が行われています。
きぼうは、このように構成されています。

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宇宙に存在している我が国のきぼうが、どのようなものであるのか、だいたいのところはお分かりいただけたと思います。
大雑把にお伝えいたしましたが、さらにご興味のあるかたは、ご自身でいろいろと調べてみると良いでしょう。
インターネットなどで、さらなる詳細が調べられると思いますので、きっと楽しいですよ。
さて、この「きぼう」という名前ですが、これは、誰がどのような経緯でつけたのか、ご存じでしょうか。
こういった宇宙に飛ばされる施設や衛星、ロケットなど、日本のものの多くは日本語で名前がつけられていますね。
きぼうの場合には、当時まだJAXAではなく宇宙開発事業団でしたが、そこが1999年に公募したものであったのです。
日本中からたくさんの応募があったわけですが、「きぼう」という名前に決定したのですね。
「きぼう」という名前を応募したかたがたは、なんと132名もいらっしゃったそうです。
ですから、この132名が、名付け親ということになりますね。
自分自身は宇宙へ行けなくとも、名前を付けたものが宇宙で活躍していると思うと、それだけでも充分に嬉しいものでしょう。
また次回、このような機会がありましたら、ぜひ、皆さまも応募していただきたいと思います。
ところで、このきぼうを運営してゆくにあたりまして、我が国はいったいどのくらいの費用をかけているのでしょう。
現在のところでは、まだ2010年までの総費用(きぼうを開発する段階からの費用)までしか出ていませんが、約7,100億円かかっているそうです。
2011年以降の日本の国際宇宙ステーション計画費用としては、一年ごとに約400億円が予定されているそうです。
JAXAの予算ではなく、国際宇宙ステーションの計画費用だけでです。
この金額は、我が国の宇宙開発予算の中で、相当なウェイトを占めていると言えますね。

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JAXAは宇宙に関するさまざまな研究をしていますが、宇宙科学研究も非常に重要なJAXAのプロジェクトです。
宇宙科学における最も大きな課題といいますと、この宇宙の起源やその構造、そして進化の謎などを解き明かして、惑星誕生のプロセスを解明し、最終的には生命の起源を突きとめることです。
これだけ科学が発達した現代におきましても、まだまだ生命の起源というのは、謎のままです。
宇宙の起源を探ることが、生命の起源にも結び付きそうだというのは、納得がいきますね。
あまりにも壮大な探究ではありますが、一日も早く、解明していただきたいものです。
さて、ロケットや人工衛星などの技術の進展によって、地球の大気に妨げられることなく宇宙が観測できるようになりました。
赤外線天文学やX線天文学が発展して、これまで見えることのなかった宇宙の姿までも知ることができるようになりました。
また、月やその他の太陽系惑星の天体に探査機を送り込んで、太陽系や惑星の歴史が少しずつですが明らかになろうとしています。
なんだか、とてもワクワクしませんか。
宇宙全体に比べれば、まだ地球からごく近いところの惑星だけではありますが、今のところは、まだほとんど未知なわけですから、大きな進歩となるわけです。
大気圏外からの天文観測や惑星探査もいよいよ成熟期を迎えつつあるようです。
宇宙、惑星、そして生命の起源と歴史を記録した「化石」を探し出して、そこで何があったのかを解き明かす作業を進めているそうです。
私たち人類はどこからきて、どこへ向かうのか・・・そして地球の過去を知り、未来を探るため、今後も観測と研究を続けていくとJAXAは言っています。
これからもJAXAのプロジェクトからは目が離せませんね。

続きを読む≫ 2015/09/21 19:29:21 JAXA

JAXAが行っている宇宙への航空活動は、信頼性の高い技術が必要になるのは、どなたでも想像がつきますね。
一般の航空機ですら非常に高い技術が必要ですが、さらにその上をいく、高度な技術が必要となります。
絶対的に安全でなくてはなりませんし、なおかつ確実な成果を得ることができるだけのものでなくては意味がありません。
そのため、研究開発による検証などが非常に重要となりますから、JAXAでは宇宙航空分野の共通的な基盤技術研究や開発も行っています。
宇宙というのは、皆さまの想像をはるかに超えるくらい過酷な環境です。
そこで必要とされている技術は大変特殊で、また未知の領域も多いです。
言うなれば、最先端とも言える研究ばかりなのです。
また、前回お話いたしましたように、JAXAは航空に関する技術研究も行っていますから、宇宙と航空の技術を融合させた研究を行うことも特長のひとつですね。
そのような中でも、皆さまがもっとも関心を寄せるのが、将来的な宇宙での生活などについてではないでしょうか。
これは、もうすでに現在ではサイエンス・フィクションの世界の話ではなく、また遠い夢物語でもなく、現実のものとして考えられていることでもあるのです。
人間が普通に生活をするためにどうしても必要となるものは、水と空気と食料ですね。
これらを宇宙で、作りださなくてはなりませんし、また再利用できればもっとラクですね。
そのような研究も実際にしています。
他にもJAXAが研究している分野は、非常に多岐にわたり、興味が尽きないものばかりです。
ご興味をもたれたかたは、ぜひ、JAXAのホームページにアクセスするなりして、詳細等々を知ってください。

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